家を考えたとき、
多くの人が気になるのは、
「金利はどこまで上がるのか」
という点です。
ただ、この問いは少し難しいです。
未来の金利を正確に当てることはできません。
それでも、
考えるための軸はあります。
このシリーズでは、
住宅ローンの金利について、
以下の流れで整理していきます。
① 変動金利はどこまで上がるのか
② 固定金利は本当に安心なのか
③ 金利が上がるとどれくらい負担が増えるのか
④ 負担を感じる人ほど負担が大きくなる理由
まずは、
「変動金利はどこまで上がるのか」
から見ていきます。
■ 金利はどこに向かうのか
住宅ローンの変動金利は、
日銀の政策金利
の影響を受けます。
この政策金利は、
景気を過熱させず、冷やしすぎないための
「ちょうどいい水準」
に向かって動きます。
これを
中立金利
と呼びます。
■ 中立金利という考え方
先進国の中立金利は、
2.0〜3.0%程度
とされています。
一方で、
2026年時点の日本の推計は、
1.0〜2.5%程度
です。
つまり、
政策金利は長期的に見ると、
この水準に近づいていく可能性があります。
■ 今の位置とこれから
現在の政策金利は、
0.75%
です。
この水準と中立金利を比較すると、
まだ上昇余地があります。
また、利上げは
・1回あたり0.25%
・半年に1回程度
といったペースで行われることが多く、
一気に上がるのではなく、段階的に上がる
のが基本です。
■ どこまで上がるのか
では、
変動金利はどこまで上がるのか。
現実的な見方としては、
1.0〜2.5%程度のレンジ
が一つの目安になります。
ただし、
これはあくまで目安です。
将来の金利を正確に予測することはできません。
■ 本当に大事なこと
ここまで見てきた通り、
金利は完全にコントロールできるものではありません。
だからこそ大切なのは、
「当たるかどうか」ではなく、どう備えるか
という視点です。
このあと、
固定金利は本当に安心なのか
について見ていきます。
■ 次の一歩
□ 自分の借入額で金利が1%上がったときの影響を確認する
□ 「どこまで上がるか」ではなく「どう備えるか」で考える