#1-1 固定費とは何か
固定費の正体を探るシリーズの最初の記事です
固定費とは、何でしょうか。
家計の本では、よくこう説明されます。
「毎月、決まって出ていくお金」
それは、たしかに正しい説明です。
例えば、こんな支出です。
- 家賃
- 住宅ローン
- 保険
- 通信費
- 車
- サブスク
これらは、使ったかどうかにかかわらず、 毎月ほぼ同じように出ていきます。
でも、MoneyForestでは 固定費をもう少し違う視点で考えます。
固定費とは、
暮らしの形を決めているお金
です。
固定費は、ただの支出ではありません。
むしろ、
生活の土台
に近いものです。
家賃が高ければ、 広い家に住めるかもしれません。
でも、そのぶん 毎月自由に使えるお金は減ります。
車を持てば、 移動は便利になります。
でも、そのぶん 保険や税金やガソリン代も増えていきます。
保険に入れば、 安心は増えるかもしれません。
でも、その安心のために 毎月のお金は少しずつ減っていきます。
こうして見ていくと、 固定費は単なる支出ではなく、
暮らしの選択の積み重ね
だということがわかります。
そして、固定費には もう一つ大きな特徴があります。
それは、
一度決まると変えにくい
ということです。
外食を減らすことはできます。
服を買うのをやめることもできます。
でも、
家賃
住宅ローン
保険
こうした固定費は、 思いついたその日に変えることができません。
だから固定費は、
静かに家計を決めてしまうお金
なのです。
収入が増えても、 なぜか余裕が生まれない人がいます。
逆に、 収入がそれほど高くなくても 落ち着いた暮らしをしている人もいます。
その違いを生んでいるのは、 収入そのものではなく、
固定費の構造
であることが少なくありません。
お金の流れを整えたいなら、 まず見るべきなのは固定費です。
収入の前に。
投資の前に。
まず整えるべきものがある。
それが、固定費です。
| ForestNote
証券会社では、多くの人の資産や収入を見る機会があります。
収入が高い人ほど、 安心しているのだと思っていました。
でも、実際は そうとも限りませんでした。
収入が高くても、 固定費が大きい人は いつもお金のプレッシャーを抱えていました。
一方で、 収入がそこまで高くなくても、 固定費が整っている人は 落ち着いて暮らしていました。
そのとき初めて、 こう思いました。
お金の安心は、 収入ではなく、
固定費の形
で決まるのかもしれない。
| ForestCheck
◻︎ 毎月の固定費を把握していますか?
◻︎ 家賃、保険、通信費などを合計するといくらになりますか?
◻︎ その金額は、収入に対して無理のないものですか?
| 次の一歩
まずは、毎月の固定費を書き出してみましょう。
家賃
住宅ローン
保険
通信費
車
サブスク
細かくなくて大丈夫です。
「毎月、必ず出ていくお金」を ざっくり並べるだけで十分です。
それだけでも、 家計の構造が少し見えてきます。
次の記事
固定費は、ただの支出ではありません。
人生の選択そのものに 関わってくるお金です。
次の記事では、 固定費が人生を左右する理由 を考えてみます。