#10-6 50年ローンという選択
選択そのものではなく、その構造を理解することが重要です。
前回の記事で、
住宅ローンは、
借りられる額ではなく、回し続けられるか
で考えることを見てきました。
その中で、
最近よく見かけるのが、
50年ローン
という選択です。
50年ローンは、
毎月の返済額を抑えられる
という特徴があります。
例えば、
同じ借入額でも、
35年と50年では、
月々の支払いは軽くなります。
これは、
キャッシュフローの観点では、
プラスに見える選択
です。
実際に、
・毎月の負担が減る
・余白が生まれる
といった効果があります。
ただし、
ここで考えるべきなのは、
なぜ余白が生まれているのか
です。
50年ローンは、
返済期間を延ばすことで、 毎月の支払いを軽くしています。
つまり、
支払いを先送りしている構造
です。
この構造を理解しておくことが、
とても重要です。
さらに、
もう一つの視点があります。
それは、
総支払額
です。
返済期間が長くなるほど、
利息の支払いは増えます。
つまり、
トータルでは多く支払う可能性がある
ということです。
では、
50年ローンは良くないのか。
そういう話ではありません。
重要なのは、
どう使うか
です。
例えば、
毎月の負担を軽くして、
余白をつくる
その余白を、
貯蓄や運用に回す
という使い方であれば、
キャッシュフローは改善します。
一方で、
単純に借入額を増やしてしまうと、
リスクは大きくなります。
つまり、
・余白を活かすか
・借入を増やすか
で、
結果は大きく変わります。
ここで大切なのは、
「仕組みを理解して選ぶこと」
です。
営業の現場では、
・月々の負担が軽くなる
・今の生活に余裕ができる
といった説明がされることが多いです。
それ自体は、
間違っていません。
ただ、
その裏にある構造まで理解しているか
が重要です。
ここまでを整理すると、
50年ローンは、
・毎月の支払いを軽くする仕組み
・支払いを先送りする構造
・使い方によって結果が変わる
ということになります。
そして、
最終的に大切なのは、
自分のキャッシュフローに合っているか
です。
|ForestNote
50年ローンは、
「軽くなる仕組み」ではなく「先送りの仕組み」
です。
|ForestCheck
◻︎ 月々の負担だけで判断していませんか?
◻︎ 余白の使い方を考えていますか?
◻︎ 総支払額の違いを理解していますか?
|次の一歩
35年と50年で、
毎月の支払いと総額がどう変わるか
一度シミュレーションしてみましょう。
それだけで、
選択の見え方が変わります。
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