#5-1 お金の不安はどこから来るのか
お金と不安の関係を考える章の1つ目の記事です。
住宅ローンを組んだあと、
ふと不安になることがあります。
「このまま払い続けられるだろうか」
収入はある。
生活も回っている。
それでも、
なんとなく不安になる。
あるいは、
貯金が増えているのに、
安心できないこともあります。
数字は増えているのに、
気持ちは落ち着かない。
こうした不安は、
多くの人が感じています。
でも、
その正体を考える機会は、
あまりありません。
不安には、いくつかの種類があります。
まず一つ目は、
足りない不安です。
将来のお金が足りるのか分からない。
教育費や老後資金、
住宅ローン。
いくら必要なのかが見えないと、
不安になります。
二つ目は、
減る不安です。
今あるお金が、
減ってしまうかもしれない。
収入が下がる。
ボーナスが減る。
子どもが生まれて時短になる。
前提が崩れると、
一気に不安になります。
三つ目は、
遅れる不安です。
周りと比べて、
自分は大丈夫なのか。
どれくらい貯金しているのか。
どんな家に住んでいるのか。
情報を見るほど、
基準が分からなくなります。
そして四つ目は、
見えない不安です。
そもそも、
何が正解なのか分からない。
どこを目指せばいいのか分からない。
将来のお金の流れが見えない。
この状態が、
一番不安を大きくします。
多くの場合、
これらの不安は重なっています。
だから、
不安は大きくなります。
ここまでで見てきたように、
固定費やキャッシュフローは、
お金の流れを見えるようにするものでした。
毎月いくら出ていくのか。
どれくらい残るのか。
その流れが分かると、
不安の一部は小さくなります。
でも、
流れが見えていないと、
不安は残ります。
つまり、
不安は、お金が足りないからではなく、見えないから生まれる
ことが多いのです。
だからこそ、
必要なのは、
お金を増やすことだけではありません。
見える状態にすることです。
固定費を把握する。
キャッシュフローを知る。
収入とのバランスを見る。
それだけでも、
不安の輪郭ははっきりしてきます。
不安をなくすことはできません。
でも、
正体を知ることはできます。
それだけで、
感じ方は変わります。
|ForestNote
証券会社にいたとき、
資産が大きい人でも、
不安を感じている場面がありました。
お金があるから安心、
ではありませんでした。
むしろ、
見えていない部分が多いほど、不安は大きくなる
そんな印象を持ちました。
|ForestCheck
□ 自分の不安はどの種類に近いですか?
□ 不安の原因を「お金が足りない」と決めつけていませんか?
□ 固定費やキャッシュフローを把握していますか?
|次の一歩
一度、
自分の不安を分解してみてください。
足りない不安なのか、
減る不安なのか、
遅れる不安なのか、
見えない不安なのか。
言葉にすると、不安は整理されます。
次の記事では、
収入が増えても不安が消えない理由
を考えていきます。
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