金利ある世界を生きる。
これからの日本では、物価や金利が今までより大きく動く時代がやってくるかもしれません。
住宅ローンの金利が上がる。
食料品や電気代が上がる。
円安で海外の商品が高くなる。
一方で、預金金利や給料が上がる可能性もある。
私たちは長い間、物価も金利も大きく動かない世界で生活してきました。
だから、金利が上がると言われれば不安になるし、円安が進めば「この先どうなるんだろう」と感じる。
それ自体は自然なことだと思います。
しかし、本当に怖いのは「金利が上がること」や「円安になること」そのものではありません。
何が起きているのか分からず、自分の家計にどのくらい影響するのか分からないことです。
金利が1%上がったら、住宅ローンはいくら増えるのか。
物価が2%上がり続けたら、10年後の生活費はいくらになるのか。
円安になると、なぜ物価が上がりやすくなるのか。
逆に、金利が上がることで家計にプラスになることはないのか。
一つひとつ理解していけば、「なんとなく怖いもの」だった金利や為替を、自分の家計に置き換えて考えられるようになります。
そして、未来を正確に予測する必要もありません。
金利が上がっても。
物価が上がっても。
円安になっても。
家計が壊れないように、あらかじめキャッシュフローを設計しておく。
大切なのは、未来を当てることではなく、未来がどう動いても対応できるようにすること。
このシリーズでは、金利・為替・物価の仕組みをできるだけシンプルに整理しながら、それらが私たちの暮らしにどうつながっているのかを考えていきます。
経済を予測するためではありません。
お金の動きを知ることで、自分の家計を自分で考えられるようになるためです。