#6-3 基準を形にする
生活の基準を具体的な数字に落とし込んでいくための記事です。
ここまでで、
基準は、
今の生活をもとに、
変化を想定し、
無理なく続けられる範囲で決めるもの
であることを見てきました。
ここからは、
それを数字で形にしていきます。
例えば、
毎月の支出が
20〜25万円
収入が
30〜35万円
だとします。
このとき、
毎月の収支は、
5〜15万円のプラス
になります。
これが、
今の生活の余裕
です。
この場合の毎月の基準は、
収入:30〜35万円
支出:20〜25万円
収支:5〜15万円のプラス
といった形で、
言葉と数字で表せる状態
になります。
この状態になると、
判断ができるようになります。
例えば、
収入が下がる。
支出が増える。
働き方が変わる。
そういった変化に対して、
どこで苦しくなるのか
を考えられるようになります。
次に、
資産の基準
を考えます。
毎月20〜25万円の支出がある場合、
生活防衛資金として6ヶ月分を持つとすると、
120〜150万円
になります。
さらに余裕を持つなら、
240〜300万円(1年分)
という考え方もできます。
これが、
今の安心ライン
です。
ここまでで、
今の生活に必要な基準は、 だいぶ見えてきました。
ここまでを整理すると、
基準は、
・毎月の収入:25〜30万円
・生活防衛資金:120〜300万円
といった形で、
言葉と数字で表せる状態
になります。
この状態になると、
判断ができるようになります。
では、
将来の基準
はどうでしょうか。
例えば、
老後の支出を
25万円
とします。
年金が
15万円
だとすると、
毎月の不足は、
10万円
になります。
年間では、
120万円
です。
これが、
将来の不安の正体
です。
では、
この120万円をどうするのか。
ここで一つの考え方があります。
資産を取り崩すのではなく、
運用で賄う
という考え方です。
例えば、
この120万円を、
年率3.5%で運用して取り崩す
とすると、
必要な資産は、
約3,430万円
になります。
(120万円 ÷ 3.5%)
つまり、
約3,430万円あれば、
資産を減らさずに120万円を取り出せる
という状態です。
では、
この約3,430万円を、
どうやって準備するのか。
例えば、
30年間、年率5%で積み立てる
とすると、
必要な積立額は、
毎月 約3.5万円
になります。
ここで、
大切なのは、
この3.5万円を続けられるか
です。
無理なく出せるか。
生活を崩さないか。
ここをクリアして、
はじめて、
基準として成立します。
ここまでを振り返ると、
基準は、
今の生活から毎月の収支を把握し、
資産としての安心ラインを決め、
将来の不足を明確にし、
そこから逆算して行動に落とし、
それが継続可能かを確認する
ことで、
使えるもの
になります。
そして、
ここで一番大切なのは、
「いくら増やすか」ではなく、
「基準を満たすためにいくら必要か」
という考え方です。
この違いが、
不安を生むか、安心につながるかの分かれ道になります。
|ForestNote
基準は、
数字にすると、はじめて行動につながる
ものになります。
|ForestCheck
◻︎ 毎月の収支を数字で把握していますか?
◻︎ 生活防衛資金の目安は決まっていますか?
◻︎ 将来の不足額を考えていますか?
◻︎ その積立は無理なく続けられますか?
|次の一歩
まずは、
「毎月の収支」
を書き出してみてください。
そして、
将来の不足を一度計算してみてください。
基準は、
行動に変えたときに意味を持ちます。
次の記事では、
この基準をもとに、判断をどう変えるかを見ていきます。
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